ラブホテルを売る時は、営業を辞めてはいけない
今日、千葉県のある売り物件を見に行きました。
オーナーさんが内緒で売却なので詳しいことは言えなくてすみません。
物件としては、微妙というか、なんとも言えない印象でした。
立地は悪くないのですが、元々の部屋のサイズや間取り、エントランス、
ホテルの持っている雰囲気からすると高級路線で営業するのは難しい物件で、
かといって改装リニューアルは必要なわけです。
表装替えやエントランス、家具、弱電など最低限のことをやって
1ルームあたり35万/月 というところでしょうか。
悪くはないのですが、大化けもしない、安く買えれば固い物件です。
こういう物件は、売却に苦労します。
買い手に「よし!やるか!!」と思わせるパンチが価格しかないからです。
そして、一番良くないのが営業を辞めてしまっていることです。
これはかなりのネックになります。
ラブホテルを閉めてはいけない理由
1,給排水管、ボイラー、電気系統などの設備がダメになる
2,常連客が離れてしまう
3,ひっそりとして買主から見たホテルのイメージが悪くなる
4,閉めている間に、窃盗団や肝試しの餌食になる
特に、「2」の常連客が離れる、ことは大きなダメージです。
ラブホテルの買い手からすれば、ゼロから従業員を募集し、
ゼロから集客しなければなりません。
たとえ、売上が150万円しかないホテルでも、1年間で1800万円の売上です。
ホテルの営業再開後、しばらくの間は大きな赤字が続くことになります。
買い手は、それを踏まえて事業計画を立てざるをえなくなり、
それがそのまま売却価格に反映されることになるのです。
赤字でもホテルの営業は続け、その間に売り手から出された購入希望額に納得できなくても、どこかで気持ちの折り合いをつけ、売却するのが賢明です。
ラブホテルの支配人やオーナーがご高齢とか、その他の理由で気持ちが萎えてしまっている場合は、弊社のような運営会社に売却までの期間、運営を任せて少しでもよい価格で売却するようにするのも方法といえるでしょう。
コメントを残す